プログラム

Program

Program

あなたが働く環境

主な1週間の流れをご説明します。

月曜日 手術、術後カンファ・教授回診、ジャーナルクラブ、リサーチカンファレンス
(外来)脊椎、肩、手、足
火曜日 手術
(外来)膝、足、股、肩
水曜日 各セクションカンファ・回診、手術
(外来)股、手、RA、膝、腫瘍、小児
木曜日 手術
(外来)脊椎、腫瘍、スポーツ
金曜日 手術、術前カンファ・准教授回診
(外来)肩、膝、腫瘍、股、足

外来と手術は、それぞれローテーションしているチームを担当します。
定期的に、各チームの勉強会も行っており、メンバーのスキルアップを支援しています。

関連病院

九州エリア

福岡県
  • 飯塚市立病院
  • 川﨑病院
  • 黒崎整形外科病院
  • 佐田整形外科病院
  • 昭和病院
  • 総合せき損センター
  • 高木病院
  • 戸畑共立病院
  • 白十字病院
  • 久恒病院
  • 福岡山王病院
  • 福岡歯科大学医科歯科総合病院
  • 福岡青洲会病院
  • 福岡大学筑紫病院
  • 福岡中央病院
  • 福岡徳洲会病院
  • 福岡リハビリテーション病院
  • 福岡和白病院
  • 福西会病院
  • マリン病院
  • 南川整形外科病院
  • 諸岡整形外科病院
  • やよいがおか鹿毛病院
  • ヨコクラ病院
  • 福岡鳥飼病院
  • 新行橋病院
  • 新水巻病院
佐賀県
  • 佐賀県医療センター好生館
  • やよいがおか鹿毛病院
  • 副島整形外科病院
  • 新武雄病院
大分県
  • 大分整形外科病院
  • 若宮病院
長崎県
  • 長崎県壱岐病院
  • 長崎県対馬病院
熊本県
  • 天草中央総合病院
  • 熊本整形外科病院
宮崎県
  • 飯田病院
鹿児島県
  • 日高病院
沖縄県
  • 友愛医療センター

九州エリア以外

北海道
  • えにわ病院
埼玉県
  • 新久喜総合病院
東京都
  • 東京品川病院
広島県
  • シムラ病院
香川県
  • 回生病院

研修システム

1.福岡大学整形外科専門研修プログラムについて

学問と教育の聖地にたつ福岡大学病院では「あたたかい医療」を理念としています。整形外科学教室としてこの理念を達成するために、専門研修プログラムとしては、以下の4点の修得を重要視しています。

研修プログラム

Ⅰ.豊富な知識
整形外科医師としてあらゆる運動器疾患に関する知識を系統的に理解し、さらに日々進歩する新しい知見を時代に先駆けて吸収し続けます。
Ⅱ.探究心
あらゆる運動器疾患に対する臨床的な疑問点を見出して解明しようとする姿勢を持ち、その解答を科学的に導き出し、論理的に正しくまとめる能力を身に着けます。
Ⅲ.倫理観
豊かな人間性と高い倫理観の元に、整形外科医師として心のこもった医療を患者に提供し、地域住民の運動器の健全な発育と健康維持に貢献します。
iv.実践的な技術
豊富な症例数に基づいた研修により、運動器疾患全般に関して、的確な診断能力を身につけ、適切な保存療法ならびにリハビリテーションを実行します。そして、基本手技から最先端技術までを網羅した手術治療を実践することで、運動器疾患に関する良質かつ安全な医療を提供します。
福岡大学整形外科専門研修プログラムにおいては指導医が専攻医の教育・指導にあたりますが、専攻医自身も主体的に学ぶ姿勢をもつことが大切です。整形外科専門医は自己研鑽し自己の技量を高めると共に、積極的に臨床研究等に関わり整形外科医療の向上に貢献することが必要となります。チーム医療の一員として行動し、患者や医療関係者とのコミュニケーション能力を磨くことによって周囲から信頼されることも重要です。本研修プログラムでの研修後に皆さんは運動器疾患に関する良質かつ安全で心のこもった医療を提供するとともに、将来の医療の発展に貢献できる整形外科専門医となることが期待されます。
整形外科の研修で経験すべき疾患・病態は、骨、軟骨、筋、靭帯、神経などの運動器官を形成するすべての組織の疾病・外傷・加齢変性です。また新生児から高齢者まで全ての年齢層が対象となり、その内容は多様です。この多様な疾患に対する専門技能を習得するために、本研修プログラムでは1か月の研修を1単位とする単位制をとります。
全カリキュラムを脊椎・脊髄、上肢・手、下肢、外傷、リウマチ、リハビリテーション、スポーツ、地域医療、小児、腫瘍の10の研修領域に分割し、基幹施設および連携施設をローテーションすることで、それぞれの領域で定められた単位数以上を習得し、3年9ヶ月間で45単位を修得するプロセスで研修を行います。基幹施設および連携施設全体において年間新患数100,000例以上、年間手術件数およそ28,000件の豊富な症例数を有する本研修プログラムでは必要症例数をはるかに上回る症例を経験することが可能です。また西日本整形・災害外科学会学術集会への参加(年2回開催)および同会での研究発表と論文執筆、その他各学会での発表や論文執筆を行うことによって、各専門領域における臨床研究に深く関わりを持つことができます。本研修プログラム終了後に、大学院への進学やサブスペシャリティ領域の研修を開始する準備が整えられます。また特例として、3年目までに十分な研修を行うことができたと判断できた専攻医については、4年目に社会人大学院に入学し、大学及び近隣連携施設に勤務しながら研究を開始し、1年早く学位を取得することも可能です。

病院一覧

2.福岡大学整形外科専門研修の特徴

本研修プログラムでは、基幹施設および連携施設全体において脊椎外科、関節外科、スポーツ医学、手外科、外傷、腫瘍、小児などの専門性の高い診療を早くから経験することで、整形外科専門医取得後のサブスペシャリティ領域の研修へと継続していくことができます。
また基幹施設である福岡大学病院における研修では、サブスペシャリティに対する専門性の高い研修に加えて、本福岡大学の大きな特徴である大学院大学の側面を活かし、その後の大学院進学に備えた臨床研究および基礎研究への深い関わりを持つことができます。
 研修プログラム終了後の進路としては、大きく分けて大学院へ進学するコースと、直接サブスペシャリティ領域の研修に進むコースがあります。
大学院へ進学する場合、研修修了の翌年度より整形外科に関連する大学院講座に入学し、主に基礎研究を行います(骨・軟骨再生、脊髄・神経、関節炎や解剖などの基礎研究)。
大学院卒業後はサブスペシャリティ領域の研修に進み、各分野の臨床、研究に従事しますが、国内外への留学で、さらに研究の幅を深める選択肢もあります。
一方、研修プログラム終了後にサブスペシャリティ領域の研修に直接進む場合には、進みたい領域の専門診療班に所属し、福岡大学整形外科ならびに連携施設において専門領域の研修を行うことができます。

① 福岡大学医学部整形外科学教室

福岡大学整形外科は1972年に開講し、2017年に開講45周年を迎えました。初代高岸直人教授、2代緒方公介教授、3代内藤正俊教授と続き、2016年からは4代山本卓明教授が教室を主宰しています。当教室は、運動器疾患すべての分野に専門のスタッフを揃え、診療、研究および教育に当たっています。診療面では患者さんを大事にすることを最優先とする方針のもとで、股関節班、膝スポーツ班、肩関節班、足の外科班、脊椎班、手外科班、骨軟部腫瘍班、さらにリウマチ、小児整形、外傷に対し最先端の治療を行っています。また、内科、外科、小児科、放射線科をはじめとする他科との連携を必要とする治療にも積極的に取り組んでいます。また、当院リハビリテーション部とも密な連携を取っています。研究面では、運動器のバイオメカニクスを中心とした臨床および基礎の研究や工学部と連携した研究も幅広く行っています。
大学における研修では、それぞれの診療班に所属して研修することによりサブスペシャリティに対する専門性の高い研修を受けると同時に、臨床研究に対する関わりを深く持つことができます。またリサーチカンファレンス(研究進捗検討会)やジャーナルクラブ(論文抄読会)を通じて基礎から臨床まで流れのある研究に関しても深い関わりを持つことができます(週間予定参照)。

福岡大学整形外科週間予定(共通)

スケジュール

※上記以外にも各専門分野におけるカンファレンス、ジャーナルクラブが行われています。

福岡大学整形外科週間予定(診療班ごと)

福岡大学整形外科週間予定

② 専門研修連携施設

本専門医研修プログラムでは、高度専門領域研修病院として福岡大学筑紫病院・えにわ病院・大分整形外科病院・熊本整形外科病院・佐賀県立医療センター好生館・総合せき損センター・久恒病院・福岡山王病院・福岡徳州会病院・福岡リハビリテーション病院・福岡和白病院・豊見城中央病院があります。
また、その地域医療の拠点となっている施設として飯塚市立病院・長崎県壱岐病院・川崎病院・シムラ病院・昭和病院・戸畑共立病院・長崎県対馬病院・白十字病院・やよいがおか鹿毛病院・福西会病院・マリン病院・南川整形外科病院・ヨコクラ病院・福岡歯科大学・福岡青洲会病院・諸岡整形外科病院・高木病院・佐田整形外科病院・黒崎整形外科病院・天草中央総合病院・福岡中央病院・若宮病院といった幅広い連携施設があります。
各施設の特徴としては、福岡大学筑紫病院・久恒病院にては整形外科全般領域の研修が可能ですが、特に肩関節についてサブスペシャリティーの習得が可能、大分整形外科・えにわ病院・熊本整形外科・豊見城中央病院においては脊椎外科・人工関節など幅広い専門性の高い研修が可能です。
佐賀県立医療センター好生館・福岡徳州会病院・福岡和白病院にては高度外傷を含めた骨折治療を研修することができます。福岡山王病院・飯田病院においては一般整形外科の習得に加え、手の外科の研修も可能となっています。
福岡リハビリテーション病院においてはスポーツ外傷・膝関節に関して研修できます。前述した地域医療の中核病院では一次・二次救急に加え、さまざまな外傷の治療を研修することが可能です。
いずれの研修施設も手術症例数が多く、多くの執刀経験を積むことができます。
また執刀した症例は原則として主治医として担当し、医師としての責任・患者やコメディカルとの連携の重要性を習得することが可能です。

③ 研修コースの具体例

本専門研修コースの具体例として下表のごとく、福岡大学整形外科の専門研修施設群の各施設の特徴(脊椎外科、関節外科、スポーツ医学、手外科、外傷、腫瘍)に基づいたコースの例を示しています。
各専門研修コースは、各専攻医の希望を考慮し、個々のプログラムの内容や基幹施設・連携施設のいずれの施設からの開始に対しても対応できるような研修コースを作成しています。

研修コース(研修施設のローテーション例)

研修コース

お問い合わせ